2019年10月7日月曜日

アメリカの病院は支払いが診察のだいぶ後である件


会社の同僚の日本人が、「アメリカの病院の請求書って届くの遅くない?」と言っているのを聞いて、確かに、と思いました。アメリカ式はなぜかだいぶ後払いなんですよね。診察時は保険証出して診察してもらうだけで、数週間後に請求書が郵便で送られてきます。で、それに基づいてクレジットカードか小切手で支払う。そんなもんなんかな、と思ってましたが、確かにこれ、なんか変です。そもそも、支払いがすごく後にならないとないので、病院にキャッシュが入るのがかなり遅れます。

が、不思議なことにそうでもないようなのです。私が普段行っている病院の財務諸表が公開されていました。これを見ると売り上げ$4,277Mに対して売掛金が$664M。売り上げ債権回転日数は1.8か月なので、まあ、こんなもんかも。病院に行って1か月くらいで請求書が届いて、オンラインで払うか、小切手を送っておしまい。

ちなみに日本はみんな支払わないと帰れないから、売掛金はすごく少ないのでは?と思いましたが、別途調べてみると実は売り上げ債権回転日数はほぼ同じでした(京都のある病院。よく知らない病院ですが、財務諸表が簡単に出てきたため)。よく考えてみると入院の時って、たいてい最後に払います。だから、その分売掛金が大きくなるのかも。といってもこれは入院患者さんがどれくらいいるか次第、でもあると思います。私が行っているアメリカの病院は入院患者さんが少ないのかも。

他にも日本の病院の財務状況とか見ていると、いろんなところで経営が苦しい、みたいな記事が出てきました。たしかに赤字多い。そもそも収入が人件費とバランスが取れていなかったりしてます。日本は診療報酬が決まっているから、それ以上はどんなに頑張っても増えない。ということは、無駄をなくすか、人件費を削るか、くらいしか手がない。これは相当大変だと思います。

話がそれた。
ともあれ、アメリカの病院的には現金に困っている感じではなさそうです。

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