2019年1月1日火曜日

今までどうやって英語を勉強してきたのか その1


いまは日本の親会社とのやり取り以外はすべて英語での仕事です。といっても急にということもなく、2009年~2011年にボストンで留学(大学の研究室で研究)、その後会社がアメリカの会社を買収して海外との仕事が増えたこともあって、一日に1通は英語のメールを受け取る生活をしていたので、準備がなかったわけではないです。

英語の勉強というのはいろんな人がいろんな意見を持っているし、状況も人も違うので、「こうすれば絶対いい」なんてありません。が、何かの参考になるかもしれませんので今まで自分がどうしてきたかを書いてみます。前提として、私の仕事は有機合成、化学工学系の研究職→最近は調整部門に所属。小学校5年から修士課程を出るまでずっと東京の郊外で過ごしました。親は公務員。海外出張はめったにない感じ。親戚には日本人以外の人は全くいません。就職するまで知り合いの外国人も皆無。

1.小学校6年生~中学3年生

記憶はあまり定かではありませんが、なぜか「英語の習い事」に週に1回1時間だけ、約1年半くらい通っていました。もちろん自分で選んだわけでなく、親が勝手に決めてきました。基本的にはしゃべる練習。先生一人の周りに生徒6人くらいが座っていて、先生はモノとか動作とかの絵の書いたカードを見せ、それをみて生徒がジェスチャーをしながらその名前を英語で言います。ほかにも、英語の詩を暗唱したり、まあ、いったら大したことない感じです。ただこの中で一つだけ役立ったのがあって、それは発音の授業です。英語ではthとか、slとか、trとか、子音を連ねることで特有の発音があります。これを一通りカードを見ながらみんなで発音し、単語の例を見ながら覚えます。これはすごくよかった。なぜかうまく説明できないのですが、これのおかげでその後(すぐではなくてたぶん高校受験の時くらいに)英単語をみたら、とりあえずの発音の仕方がたいていわかるようになりました。

2.中学時代

塾にほとんど行っていなかったので特段勉強はしてません。ただ、3年生の夏期講習と冬季講習だけ通った塾がよかった。かなり大量の問題を短時間で解くトレーニングをまとめてすることができ、一度パターンを覚えると大体の問題は解けるので、それなりに楽しかったです。

3.高校時代

大学の付属校だったので受験勉強してません。でも、英語は授業がハードだったので、週に3-5日、毎回1時間以上の予習をしたうえで3年過ごしました。教科書は全く使わず、なぜかシェイクスピアとか、アメリカの偉人の伝記なんかをせっせと和訳して読むだけ、という変な授業です。今思えば、英語は日本語に直訳不可能ということを理解できたのはよかったかも。ボキャブラリーも(役に立っているかどうかは別として)すごく増えました。

4.大学時代

この時代が一番英語を勉強しなかったかも。1、2年生の間は一般教養で授業があったけど全く記憶なし。面白くもないし難しくもない。あれは何だったんだろうか。

5.大学院時代(修士課程2年間)

この時代も英語の授業はありません。英語に触れるのは論文を読むときなので、時間的にはそこそこあったかも。たまに外人の講演会が英語であったりして、質問なんてできないよなあ、と思いながらも何もせず。本業に必死で英語の勉強までしようなんて全く考える余裕なし。修士2年の10月に会社の内定式があって、そのあとTOEICの試験を受けたら560点。当時はその意味がよく分かってませんでした。そもそもTOEICって何?みたいな。留学とかも全く考えたことなし。ちなみにその時の平均点が530点だったので、「まあ、いいか」くらいの感じ。当時はまだ英語ができないとダメ、みたいな雰囲気はなかった(とおもう)。特に研究職だったし、論文さえ読めれば、とおもってたのかも。

就職後の後編に続きます。

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