2019年4月22日月曜日
新紙幣
日経新聞をみると、新紙幣を計画中とのニュースが。あれ?これだけキャッシュレスとか言っていながら、まだそっち頑張ります?その費用、ほかに使ったらいいのにな、というのが率直な感想です。
いま流通している日本円の紙幣は169.8億枚だそうです。日銀のHPに丁寧に書いてありました。金額だと110兆円。原価はWebにいろいろな数値がありますが、おおむね10~30円/枚程度。数年かけてお金が入れ替わっていくので、一気にではないですが、1698~5094億円くらいのお札の製造費用が掛かっちゃいます。うーん。思ったほどの額ではないな。。。
それでも、お札が変わると、おそらく日本中の自動販売機関係がすべてバージョンアップが必要になります。おお、これはかなりの額になりそう。交通機関関係、飲料の自動販売機関係、スーパーなど小売のレジがメジャーなところでしょうか。あ、スーパーでも手で数えているところはまだまだ多いと思うので、1割程度が更新必要と仮定します。
日本にある鉄道の駅:10,000程度らしい。自動販売機が、駅一つあたり平均5台あると仮定。
スーパー:20,000程度なので、2,000店舗くらいで機器の入れ替えが必要と仮定。1店舗当たりレジが5台と仮定。
コンビニ:55,000程度らしい。一店舗当たりレジが3台と仮定。
自動販売機:500万台(!)程度。これはお金を入れるところは1台につき1か所。
なので、10,000 x 5 + 2,000 x 5 + 55,000 x 3 + 5,000,000 = 5,225,000台の機械を新札用に対応させる必要が生まれます。一台いくらするのかわかりませんが、人ひとりが部品を付け替えるので10万円かかるとします(工数+部品代)。すると、ざっくり1兆円。中には部品の付け替えができないものもあるだろうし、その場合はこの機会に丸ごと更新、みたいなことも出てきます。レジとか、ああいう機械って基本業務用なので、部品一つとってもすごく高そう。飲料の自動販売機はWebをみていると100~200万円くらいしそうです。
お札のデザインが変わると、その新デザインゆかりの地とか人に関する観光が増えるか。うーんどれくらいか推算難しそう。
それでも上記のお札の印刷、お札認識機械の更新、観光と合わせて年間1兆円くらいの新需要が生まれると思われる。GDPの0.5%程度か。。。でも経済成長率が低調な近年では影響が大きいと思う。ということで、今回のお札刷新は、GDP向上のため、というのが本当のところではないかと予想します。
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