2018年12月22日土曜日
アメリカの物価
2009年から2011年の間にボストンにいたときは、生活してみると結構安いと思ってました。非常にくだらないすが、でっかいポテチの袋が2.5ドルとか、ソーダが48缶で10ドルとか、一人分のヨーグルトが10個で$5とか。ズッキーニとかマッシュルームも値段忘れましたが日本よりだいぶん安いなーと思ってました。
が、あれから6年たってユタに来て生活してみると、なんかそうでもない感じがしてきました。いろいろ食べすぎなのかもしれませんが、週末の食料品などの買い物で、あっという間に$150くらい出ていきます。日本では感覚的に10000円を超えることはなかなかなかったとおもいます(日本では車がなかったので運べる重さに限界があったからかも)。
インフレ率を比べると、確かにUSのほうが高そうですが、2015年頃に一度逆転しているので直接的な比較はしづらいです。
見にくいので元データはここ。2011年を1にして計算してみたらこんな感じ。
うーん、微妙です。やっぱり2009-2011年は超円高で$1=80円くらいからいまは$1=110円くらいなのでその差のほうが大きいのかも。
ちなみに、こっちのほうが安いものもいろいろあります。例えば家電。Dysonはイギリスのメーカーだったと思いますが、すごく安い。Costocoでさらに安く買えます。お掃除ロボットのルンバも安いし、Boseのスピーカーもちょっと安い。衣料品も安い感じがします。もしかしたらそんなにいい服を売っていないのかもしれませんが、Jcrewとか、Abercrombie and Fitchとか、いわゆるUSのカジュアルブランドはとても安い。セールもしょっちゅうやっていて、定価なんてないようなもんです。最近New balanceのスニーカーをセールで$100で手に入れました。日本で買うと2万円超えるようなものなので、ラッキーでした。
出張でアメリカに行くと物価の高さを感じる、という話を聞いて、「生活してみるとそうでもないですよ」といったことがありましたが、でもそうではなくてやっぱり物価高い気がします。
英語の言い回し6
引き続き行きます。いつも英語を教えてくれる同僚が、最近議事録を書く練習をしていて、そのついでにIdiomも議事録に残してくれます。ありがたいことです。
Avoid like the plague:
To consciously stay away from someone or something. Plagueはペストのこと。ペストを避けるのと同じように何かを避ける、という意味。これには近づかないほうがいい、とか、そういう感じ。ちなみにPestoというと、ジェノベーゼ(バジル)ソースなので、全然意味が違います。しらんかったー。
Pass the buck:
責任を押し付ける。転嫁する。Buckとは雄ジカ、元気な若者、などの意味があるようです。(USDの俗語でもある)。なぜこれで責任を押し付けるなんだろう・・・Webを調べると、ポーカーで次に勝負する人の印をつけるのに雄ジカの角で作ったハンドルを持つナイフを使っていたことが起源だと言っています。
Hot potato:
アメリカの子供の好きな遊びでHot Potato gameというものがあります。リーダーを一人選び、その人が音楽をかけます。それ以外の人はみんなで輪になって、そして、熱いイモを素手でパスします。みんな受け取ってはすぐ誰かに投げる。実際はポテトではなくてボールでやるみたいですが、イメージはそんな感じ。音楽が止まったところでポテトを持っていた人がゲームから抜けます。どうやらこういうゲームだそうです。転じて、「みんなが嫌がって人に押し付けようとしているさま」「擦り付け合い」です。ちなみにこれに似た椅子取りゲームというものも存在して、英語ではmusical chairsというそうです。
Bonehead:
Stupid, slow, stubborn. まぬけ、のろま、とんま。何しろ悪い意味です。野球なんかでは日本でもボーンヘッドって言いますね。Knuckle headともいうらしい。
Any way slice it:
No matter how you consider it. 例えば、パンはどう切ってもパンだ。ということだそうです。同僚のP氏はhow do you slice the tomato…と表現。K氏によると、「なぜトマトなんだ。そんな言い方は聞いたことがない」そうです。が、まあ、意味は同じだろうということで。
Shabby:
みすぼらしい、着古した、粗末な、みすぼらしい身なりをした、むさくるしい。誰かが「この服いまいちかなあ~」と言ってきたときはNot too shabby!と言ってあげましょう。
Persnickety:
対して大事ではない細部にこだわるさま。「こんな単語、親が使ってるのを聞いたことはあるけど使ったことなんかないわ」だそうです。でも、覚えたんだったら、今度だれかが細かいこと言ってきたら使ってみたら?だって。まあ、がんばります。“Let’s not be too persnickety!”
Smoot:
MITの学生が、Hack at the MITの一環として作った長さの単位。ハーバードブリッジの長さを測るために作った。オリバー・スムート氏の身長(約170cm)を1 smootとしているらしい。が、結局ハーバードブリッジの長さは何smootなのかが出てこない。なぜなんだ。。。
9月に旅行に行って確認したところ、ちゃんと地面に書いてありました。こんな感じ。落書き風です。
2018年12月21日金曜日
快適な長距離移動のための参考
インド、中国と出かけて、深夜移動も2回、乗り継ぎもたくさんあったので参考までに。深夜移動はシャワー浴びれるかどうかで快適さがかなり変わると思うので、その辺を中心にしてます。
上海(PVG)のラウンジはそこそこいい。航空会社のラウンジはあまりたくさんないので、有料のPremium Loungeを借りることになります。ちなみにTerminal1でした。今回はマレーシア航空のラウンジ使用資格があったので、チェックインのときにチケットがもらえます。言ったらシャワーも借りれます。食事はしてないのでわかりませんが、ラウンジは快適です。ラウンジとは関係ないけど、今回チェックインする荷物があったのですが、その作業は出発3時間前くらいにならないとカウンターが開きません。空港に着いたのが18時、出発が深夜2時だったので10時過ぎまで時間をつぶさざるを得なくなって空港のベンチでうたた寝。ラウンジ使用資格があったのですが、ラウンジはセキュリティーチェックを受けたあとなので、中に入れませんでした。。。深夜便移動の時は要注意です。
Chennnai(MAA)の国際線ラウンジは1つしかないと思いますが、ちょっと寂しい感じ。特にシャワーが1つしかなくてかなり待たされることと、固形石鹸しかなくて、リンスもない。これだったらホテルで使った残りを持ってくればよかった。
香港(HKG)のCatheyのラウンジはもうすごくいい。今まで見た中で最高です。食事はそこまですごいわけではないですが、シャワーがすごくいい。Chennnaiでシャワー浴びて5時間移動した後、さらにもう一回ははいっちゃいました。やっぱり本拠地のラウンジは違うなー。次回中国インドに出張することがあったらCatheyに乗りたいな、と思わせるくらいの良さでした。
ロサンゼルス(LAX)はラウンジを使う資格がなかったので使ってませんが、それとは関係ないことで、入国審査について。ここ、いつも混んでいて最低1時間は待たされます。別室に連れていかれる人も結構見かけるし。なので個人的にはサンディエゴ(SAN)がおすすめ。空港が小さいので入国審査の窓口が少ないにも関わらず早いです。
インド出張
中国の後にインドにも行ってきました。なかなかいい便がなく、大変な移動になってしまいました。深夜に上海を出てクアラルンプールに早朝着。すぐ乗り換えてChennnai経由で最後にインド国内線で移動。1.5日くらいかけて移動でした。一日余裕があればCatheyの香港経由が便利だったと思いますが、時間的に無理でした。ちなみに帰国はChennnaiの深夜2:00の便でした。いつもインドを去るのは深夜便です。香港経由で乗り継いでロサンゼルスに到着です。インド↔アメリカはCatheyが便利。インドの各都市↔香港が充実してます。
今回は3回目のインドなのでドキドキわくわくという感じではなかったですが、きてみるとやっぱりワクワクします。街の雰囲気が違いすぎます。これまでの3回とも毎回そうなんですけど、来る前の飛行機の中で一度激しく後悔するんですよね。「あー、なんか水とか食べ物とか気をつかわなきゃいけないし、面倒なところに来ちゃったなー」みたいな感じで。でも、到着すると完全に忘れちゃいます。
物価
今回の宿泊は訪問先の会社が手配してくれて、しかも会社割引ありなので、物価の感じはちょっとわかりません。わかったのは、例えばスーパーでコーラの缶が50セントくらい。空港で軽食(インドゴハン)を食べると3-5ドル程度。空港のKFCも5ドル程度でした。やっぱり仕事で行くと生活感まったくわかりません。それぐらいワクワク。
街なみ
相変わらず、インドでした。町によって少しずつ違いますが、HyderabadはAhmedabadよりもずっと都会化してます。高速道路もかなり整備されている感じです。一部の高速道路以外は基本はものすごい車の数で渋滞していて、しかもそんな中でめちゃくちゃに車を飛ばします。運転手さんは右手をハンドル、左手をクラクションに添えて運転。もう鳴らしまくる前提で突っ込みます。なぜかオートリキシャは車に道を譲ることになっているようです。街中には牛、犬はもちろん、ヤギ、豚、なぜかラクダまでいました。今回港町を訪れたのですが、ビーチにものすごい数の人がいてびっくり。海水浴というわけではなく、足まで入ったりするのがメジャー。ほとんどの人がなぜか何かを食べているのです。それを売る人がまたたくさんいて大混雑。炭火で焼いたトウモロコシとか、アイスクリーム(1本10ルピー=約10円)とか、タコスみたいな食べ物とかが屋台で売ってます。そういえば屋台なのに半分くらいはPaytmという電子決済ができるようです。ちょっと残念だったのはいろんなところがゴミだらけだったこと。小さな川とか、見たくないようなくらい汚れてゴミがあふれています。水の汚染とか、海へのプラスチックの廃棄とか、世界的に問題にはなっていて、解決するのは素晴らしいことだと思いつつ、解決するにはとても大変なことなのだと思いました。
会社
どの会社もすごくたくさんの人がいます。研究もそれ以外も。かといって本当に人海戦術かというとそうでもないようで、分析機器類はかなり充実。最新の欧米の機器類が入ってます。なので、仕事の内容としては全く日本と変わりません。ただ、実験室の設備なんかはまだまだかも。今後予算が投下されたらその点もクリアされるかも。
食事
もともとインド料理好きなので特に問題はないどころか天国でした。今回の出張で分かったのはインドスイーツがかなりおいしいこと。出張先とか、ホテルのBuffetで出てきました。中でも一押しはGurab Jamunという揚げドーナッツを砂糖のシロップにつけたもの。冷めてもおいしいけど、基本はあったかいものらしい。空港のラウンジでも発見。ちなみに同行者の(超甘党)日本人には不評でした。食感が気持ち悪いそうです。それ以外にもおいしかったのは、Dry Fruits BarfiとRawa Halwa。
中国出張
中国の会社に仕事をお願いしているので、訪問することにしました。会社としてはもう4年以上前からやり取りしていますが、訪問は初めてです。気づいたのは以下の通り。
タバコ
すごい数の人が煙草を吸ってます。駅には禁煙のマークがあったりしますが、あまり気にしていない様子。駅のホームもみんな当然のように吸っています。空港とホテルの間は向こうの会社さんがハイヤーを手配してくれたのですが、その社内もすごくタバコのにおいが染みついていて、昭和っぽい感じでした。昔のタクシーみたいなにおい。
物価
上海のホテルは普通の割には結構高いです。マリオットで$200程度。部屋はきれいですが、普通です。それに比べると上海(人口2400万人)から新幹線で1時間ほど郊外に行ったChangzhouという都市(といっても人口300万人!)のマリオットは超豪奢な感じなのに$80くらい。部屋もずっと広く、朝食もキッチンスタジアムみたいな感じですごい品ぞろえ。関係ないけど中国のホテルの朝食は点心とかが必ずあって、すごくいいです。
電車
新幹線みたいなのが走ってます。1時間の移動で約15-17ドル程度。一等席(たぶんグリーン車的なもの)でこの値段なので、イメージとしては安い感じ。大阪―名古屋くらいの感じですかね。揺れは少なく、結構快適。時速は270㎞くらいでした。車内販売もあるみたいですが、売っている人は座ってうたたねとかスマホいじりとかしててあまりやる気はないみたい。もちろん回ってきたりもしません。へんなの。
街なみ
上海はもう大都市。人口2400万人なので東京圏より多いですよね。たぶん。それより驚いたのはChangzhouという都市。人口300万なので当然ですが、街がすごく発展してます。基本的にはビジネスの町みたいです。製造業とか。上海も香港もそうですが、なぜか同じ形のマンションが複数個並んで建っています。たぶん十分な数の住宅を提供しようということなんだと思いますが、それにしても思い切りがいいです。でもたぶんすぐに人で埋まっちゃうんだろうな。ちなみに街中では英語があまり通じない印象です。同行者がスタバですら英語通じなかったといってました。表示は英語があるのでだいたいOK。
会社
今回訪問した会社特有かもしれないのですが、、、若い人がすごく多いです。医薬品の製造の会社で、実験室があったり製造設備があったりします。そこで働いている人はほとんどが20-30歳くらいではないでしょうか。ラボもなんか大学の研究室みたいな感じでわいわいやってます。雰囲気としてはとてもよさそう。何しろ大勢人がいました。すごい勢いです。
仕事納め
今日は今年の仕事納めでした。来週はクリスマスで休みで、そのあとは1/1まで会社がshut downなので休みだそうです。
そういうわけで今週はもう完全にみんな浮足立っていました。そわそわ。今日は朝から人がすごく少なかったのに、昼頃にはほとんど人がいなくなって、16時にはあと3人みたいなかんじ。たぶんこんなのが普通なんですね。きっと。そして、帰るときはみんな「メリークリスマス!」といって帰ります。日本式の「良いお年を」みたいなもんですかね。
この季節、いろんなところからプレゼントがやってきます。例えば今の会社のオフィスのリースのオーナー会社さんとか、仕事をお願いしている会社さんとか、たいていはクッキーとかお菓子関係です。あ、箱入りのリンゴをアメリカで初めて見ました。ちょっと変わっていたのは、近所の小学校の子供たち30人くらいが平日の昼間に突然やってきて、会社の受付でクリスマスソングを3曲ぐらいうたって、なぜかクッキーまで置いて行ってくれました。へんなの。そういうわけで会社のキッチンには常におかしがてんこ盛り。もう気になって仕事どころではありません。
ニュースを見ていると、どうやら12/17の週から休みに入る人が増えてくるといってました。通勤の車もすいています。
前にアメリカにいたときは大学だったので、全くこんな感じがなかったので新鮮でした。
さん付け
日本人的には誰かにメールを書くときは「さん」とか「様」をつけるのが普通ですが、もちろん英語ではそんなのありません。ファーストネームでよびつけますが、失礼なんてこれっぽっちも思っていませんし、むしろ名前で呼んでもらえるのでうれしいくらい。私はアメリカに溶け込もうとしている立場なので一切「さん」はつけません。日本で海外と仕事しているひとはたいてい外人のファーストネームに-sanを付けてメールしています。あれ、個人的にはやめたほうがいいとおもいます。「さん」付けなんて、日本以外で聞いたこともない。そんなところで気をつかった風を装うよりも、ちゃんとメールにすぐに答えるとか、やるべきことはほかにあります。
そもそも、相手に-sanとつけていると、「あ、この人は英語のできない日本人なんだな」と思われる可能性が高いので、英語が苦手であることを匂わせたいのであれば有効なのかも。でもそんなことしても無能な人と思われるだけで得はないです。他の日本人とは違う感を超簡単に出せるので、Sanをつけないことをお勧めします。
あ、こっちで仕事していて、同じ会社にいる日本人とアメリカ人と一緒に話をしている際に会話の中でその日本人をどう呼ぶかって、少し難しかったりします。でもそこは割り切って(取締役のひとでも)名前でよんじゃいます。まあ、気にしなければいいだけです。日本人のみで話すときは普通に苗字で呼びますけどね。さすがに。
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