2019年8月27日火曜日
アメリカの国内出張
アメリカでは思った以上に国内出張がしにくいです。基本すべて飛行機になること、飛行機だと2週間以内の切符はめちゃ高いこと、が原因です。今住んでいるのがデルタ航空のハブなので、かなりの数の場所に1回乗り継ぎで行けるので、まだマシなんだと思います。それでも出張の2週間前になると航空券はすごい勢いで値段が上がっていきます。できれば2か月前くらいに切符買いたいけど、そんな予定なんてめったにない。一大事が起きて、それを一刻も早く解決したいからこそ出張するのですよ。
日本の新幹線は料金も基本変わらないし、当日切符を買っても全く問題なし。走ってる本数が違うので当然なのですが、東京大阪間の出張はホント便利。飛行機にしてもビジネス向けの契約だと最安ではないけど、例えば東京大阪間が2万円以下だったと記憶しています。
もしかしたら出張が多いひと、会社はほかのいい方法があるのかもしれません。例えば、ダウ・ケミカルズに勤めている友人によると、ミシガンとテキサスの間でコーポレートジェットが定期運航しているらしい。すごく大きい会社だからそれでもやっていけるという特例だろうけど。でもそれだけ出張が難しいということは理解されているんだと思います。
2019年8月21日水曜日
英語の言い回し 番外編
Assumeという単語、よく使います。お願いした仕事、たぶんちゃんとやってくれてるよね。みないな。
これ、実は文脈によって、ばらばらにされると違う意味が出てくるのです。
An XXX out of U and ME.
ちゃんとやってくれていると思ってたけど結局そう思ってただけでおかげで両方があほみたいなことになっちゃいました、とか、そんな感じだとおもわれます。イメージ的にそんな感じ。だから、「Assume」ではなくてちゃんと「確認」してビジネスしましょうね。下品な言葉なのでXXXでマスクしてますが、Google先生は丁寧に教えてくれると思います。
このAssumeを使ったメールが最近送られてきたのですが、全く気づきませんでした。英語を手ほどきしてくれる優しい同僚が嬉しそうにやってきて「これ、気づいた」って満面の笑みで説明してくれました。
Please confirm, you know what they say about making
assumptions 😊
Assumptionという単語でAssumeを想像して意味理解してね、というやや変化球的な感じです。
2019年8月20日火曜日
英語と日本語ごちゃまぜは受け手にとってどう聞こえるのか
最近特に気を付けているのは、日本語で文章を書くときに英語をカタカナとかそのままで文章に入れこまないことです。
よくネットの笑い話でありそうですが、「今日のミーティングのアジェンダをドラフトしておいて」とか「まだこんなぷれまちゅあ~な状態でデシジョンメイキングできないよね」とか「彼はコミュニケーションのスキルが少し不足しているからニューハイヤーはそのケイパビリティが高い人にして彼をサポートしてもらおうよ」とか。(論点はずれるが、そもそも「Premature」なんて、今まで英語仕事してても使ったことないわ!とも思う。)
主に英語で仕事をしていると、どうしてもそうなることは分かります。イメージ的に(←あ!早速カタカナ英語が。。。)、日本語の単語が英語に置き換わっていくから。でも、だからといって英語をそのままカタカナで日本語に置き換えることで、日本人との意思の疎通がちゃんとできるとはどうしても思えません。なんとなくは分かると思います。でも、日本語を読んでいるときに日本語らしくないものを混ぜると、読む(聞く)ほうに無駄に負担をかけるような気がしますし、自分もそういうのを読んでいてなんか「あれっ」ておもいます。聞くほうの気が散ってしまって、その修正に時間を要してしまう。言葉という道具はあくまでも人に何かを伝えることが目的なので、正しい道具を正しく使う、というのは基本かなあ、と思うのです。
例外として、適切な日本語が存在しない英単語もあります。有名なのは「マネジメント」。そういう時は工夫するしかありませんが、大体の言葉は日本語のみで書けます。というか書けないはずがない。
2019年8月10日土曜日
会社に持っていくお弁当に自由を!
いまの会社は小さい会社なのでカフェテリアみたいなのはありません。キッチンがあって、冷蔵庫、電子レンジがあるので、みんな弁当を持ってきて、チンして食べてます。
みなさんお弁当はいろいろです。どっかで買ってきた箱入りのピザとか、明らかに食べかけのサラダ、でっかいZiplockのコンテナにちょこっとだけ残ったパスタとか。もちろん中にはサラダをきれいに作って持ってきている人もいます。が、なにしろいろいろ。そんなのが冷蔵庫で眠ってます。そう。誰一人として「見栄えのする」お弁当なんて持ってきていません。こないだキャラ弁の画像を見せたらビビってました。だからこそ「日本のBENTOはすごい!」ってなるので、それはそれでいいのですが、生活の観点からすると実用性も考えるべきだと思います。
例えば今日の私のお弁当はスパゲッティーミートソース。昨日の夕飯と同じです。昨日夕飯の時間に多めにゆでたパスタと、別につくってあったミートソースをそれぞれZiplockのコンテナに入れて、チンして食べます。おいといたパスタなのでやっぱりアルデンテではないのですが、まあ、だからといって不味いわけでは決してない。ミートソースは普通だし。
でも、これを日本の会社でやると、たぶんいろんなリアクションが予想されます。だってそんな人めったに見ないから。昔、焼きそばを弁当に持っていったら、「えー!」って言われたことがあります。お弁当はやっぱり卵焼きとウィンナーが入っていて、「お弁当っぽい」ものが皆さんの期待なのだと思います。まあ、時間が無限にあったり、お弁当作りが趣味ならいいですが、そんな人は少ないと思います。なので、是非、昨日の夕飯の残り、パン、麺類でも何でも、見た目が多少悪くても、翌日のお弁当にしましょう。そんなもんだ、と思えば、どうってことないことです。会社に持っていくのが面倒?最近はPCも軽いし、逆にPCさえあればOKという人も多いと思うので、全然できると思います。リュックも社会的OKになってますし。
意味のある水
たまたま出張中に空港のラウンジでこんなものをタダでもらいました。
タダの”Spring water"です。でも、入れ物が違う。54%が紙、植物由来のプラスチックが28%、ポリエチレンが15%、(アルミ)ホイルが3%なのだそうです。ポリエチレンはおそらくキャップの部分だと思います。ボトルの横(右の写真)に、”Packaging Facts"(ふつうは”Neutrition Facts”の表示)があります。
この水をAmazonで12本(500MLボトル)買おうとすると、$20くらいします。1本$1.6くらい。スーパーで売ってる普通の水は30本くらいで$4~5なので、10倍くらいの値段です。そのことはこのメーカーももちろん認めていて、「ボトル1本では世界は変えられないけど、それでもこれは出発点になる」といっているのです。まさに意味のある水を売っているのです。
水なんて、ほぼ「意味のない」もので、ごく少数のミネラルウォーターやスパークリングウォーターがレストランで高値で出てくるくらいのもんだと思ってましたが、環境+水で商品にしてしまうなんてすごい行動力だとおもいます。この「意味がある」「意味がない」というのは最近の山口周氏の書籍に書いてあってとても納得がいきました。バルミューダとかが「役に立つけど意味があるもの」なんですよね。この水は「役に立たないけど意味があるもの」。
何故か名前を書く欄が。。。ちなみにボトルはリユースもできるそうです。子供のおもちゃになってます。
休暇の取り方
日本はお盆休みだということすっかり忘れてました。日本との仕事もあるので、そのメールが来なくなるのはとてもうれしい。夜のメール処理が激減します。たまには平日夜にユタのクラフトビールでも飲んじゃおうかな。
一方で困ることもあって、連絡がつかないことです。もちろんアメリカ、ヨーロッパの会社でも休暇取る人がいるので、「2週間連絡できません」ということはよくある。でも、それでも問題はあまり起きません。というのは、かならず代わりの人がアサインされて連絡がつき、その上、ちゃんと対応してもらえるのです。これは皆さん休暇をずらして好きな時期に取っているからです。
一方日本はみんな祭日、お盆、年末とかにもう一斉に休みます(一般的な会社勤めの人、という意味で、インフラとか交通とか販売とかは別ですが)。そうなると、もう本当に全く連絡がつかない。荷物の受け取りもできないし、なーんもできない。しかも今は「働き方改革」が流行しているので、メールも意図的に返信しない(したらダメ、とか言われてそう)。
日本だけで仕事するなら全く問題ないんです。でも、そうではないところは少なくないはずです。その中で仕事をするのであれば、やっぱり全員一斉休暇っていうのは、時代にあってないと思います。休暇をたくさん取るのは結構だし、私も取ります。でもそもそもの社会の設定が、それをするようにできていないように見えます。休暇を取ることと、それをずらして自由にとること、つまりほとんどのタイミングで代わりにやってくれる人がいる、ということはセットなのです。
クリスマスとか年末はどうするの?と聞かれそうですが、まあ、その辺は多くの国が休みなので、おおむね「社会的合意」ができているように思います。それ以外の休みのことを言っています。
一方で困ることもあって、連絡がつかないことです。もちろんアメリカ、ヨーロッパの会社でも休暇取る人がいるので、「2週間連絡できません」ということはよくある。でも、それでも問題はあまり起きません。というのは、かならず代わりの人がアサインされて連絡がつき、その上、ちゃんと対応してもらえるのです。これは皆さん休暇をずらして好きな時期に取っているからです。
一方日本はみんな祭日、お盆、年末とかにもう一斉に休みます(一般的な会社勤めの人、という意味で、インフラとか交通とか販売とかは別ですが)。そうなると、もう本当に全く連絡がつかない。荷物の受け取りもできないし、なーんもできない。しかも今は「働き方改革」が流行しているので、メールも意図的に返信しない(したらダメ、とか言われてそう)。
日本だけで仕事するなら全く問題ないんです。でも、そうではないところは少なくないはずです。その中で仕事をするのであれば、やっぱり全員一斉休暇っていうのは、時代にあってないと思います。休暇をたくさん取るのは結構だし、私も取ります。でもそもそもの社会の設定が、それをするようにできていないように見えます。休暇を取ることと、それをずらして自由にとること、つまりほとんどのタイミングで代わりにやってくれる人がいる、ということはセットなのです。
クリスマスとか年末はどうするの?と聞かれそうですが、まあ、その辺は多くの国が休みなので、おおむね「社会的合意」ができているように思います。それ以外の休みのことを言っています。
2019年8月1日木曜日
There's that.
これはスラングというわけではないと思うのですが、会話のなかでよく登場します。
いくつか話をすることがあるときにひとつづつ片づけていきますよね。一つ目の話題が終わって結論が出たときにこれが出ます。”There's that"。たぶん日本語でいうところの「それはそういうことで」みたいな感じだと思います。
どうってことは無いのですが、なんか響きが面白いです。さすがにこれは日本の英語教育では習わないなあ。
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