2019年7月30日火曜日
Credit Union
近所のスーパーにはたいてい眼鏡屋さんとか、サブウェイとかいろんな店がくっついています。便利なのは郵便局。切手も買えるし、荷物を出すこともできます。
何が入っているかはスーパーによって違うのですが、たいてい入っているのがCredit Unionというもの。仕切りのあるカウンターと待合のためのソファーらしきものがあるだけですが、なんか常に人がいます。一体何をしてるんだろうなーと思ってましたが、どうやらこれは銀行らしいということがわかりました。Credit cardとは関係ないらしい。Webで調べるといろいろ出てきました。どうやらアメリカには規模が小さいこういうのがたくさんあるそうです。
大手の銀行と比べると、支店の数が少ないので転勤族にとっては不便かも。でも、Credig Unionに入っていると、いろんな特典があるそうです。利息が大手銀行より良かったり、まあ日本の地銀と同じ感じかも。ちょっと違うのは、例えば「消防士さんのためのCredit Union」とかがあったりすることです。こういうのは自分たちが出資して、自分たちの為に運営しているそうなので、そういう意味で納得感もあるのかも。
いまのところお世話になる予定はありませんが、謎が解けました、という話です。
2019年7月27日土曜日
新聞のコラム
私の専門の世界ではとても有名な山本尚先生。もうだいぶお歳の方ですが、日本では珍しくまだまだ研究室をもって研究を続けているそうです。
そんな山本先生が、中日新聞に書いたコラムみたいなのが、すごくいいのでリンクを張りました。
https://www.chubu.ac.jp/news/detail-3686.html
「君はなぜ忙しいの」は(私にとって)とても刺激的です。その中に登場する広中平祐教授について調べてみたら、この人も半端じゃないひとです。びびります。「おいしいとまずい」、「カッコいいおじさん」とか、短い文章に大事なことが書かれています。
「ノウハウ」とか、そういう簡単に身につくものではないものをベースに文章を書ける人は素直にすごいなあ、と思いますし、自分も少しでも近づきたいものだと思います。何かを見たときに自分で考えた、とかそういうことがベースにあることが大原則だと思います。
2019年7月22日月曜日
単身赴任と家族で赴任での覚悟の違いは?
日本独特らしい単身赴任システム。私は幸いいままで2か月と3か月の短期単身赴任をしかしたことありませんが、会社には数年どころか10年近く単身赴任している人もいます。うちの会社で日本からアメリカの会社に単身赴任している人も結構多そうです。会社の人といろんな話をしていて、「ああ、こういう考え方があるのか」と思ったので書いてみます。
私は妻にこっちに来てもらいました。生まれたばかりの一人目の子供がいるので、やっぱり一緒に暮らして成長の様子を見たい、というのがあったので。でも、人によっては子供が高校を出るまでは奥さんは日本にいなければならない、とかそれぞれ事情があります。
では、アメリカの会社にいる人からすると、どう見えるのだろうか。私は、「そりゃ家族全員でビザ取って、日本の家を引き払って、妻も仕事もやめてアメリカまで移住してきて働いているのだから、仕事に対してのコミットメントは強いと思われているだろう」と思ってました。「腰掛けではない」というか、そんなイメージです。でも単身赴任している人としては「そもそもアメリカ人ではありえない単身赴任をつらい中(個人差あり)我慢してアメリカに単身住んで仕事しているのだから、コミットメントはとても強いと理解してもらえるだろう」と考えるのだそうです。
うーん。なるほど、確かに、そういう考え方もある。
大事なのは正解がどちらかということではなくて、違う立場でもこうやってどっちも全く正しそうなことが言えてしまうことです。
会社によっても違うけど、単身赴任には「単身赴任手当」というものが出ます。海外の場合はそこそこの額になるので、そういう苦労とか不便はお金で許してね、的な発想だと思ってましたが、必ずしも実感としてはそうではないのかもしれません。
ここまで書いて、ふと思ったのですが、そもそも親会社に籍を置いて出向している時点でいつでも帰るところがある「腰掛け」と思われるのかも。なんか、そんな気がしてきた。。。そうなると上の2つの例なんて、ちゃんちゃらおかしい感じなんでしょうね。
2019年7月15日月曜日
どっちを向いて仕事をしているのか
今の会社の同僚が、よく言っている言葉です。いまの環境ですごく実感わきます。
今の勤務先はベンチャーなので人が少ないです。でも、プロジェクトの数は多いし、数年前に自分が日本側で自分がやっていたときと比べると、たぶん生産性という観点ではざっくり5倍とか、10倍とかそういうレベルで違っているように感じます。といっても私がアメリカに来て急にパワーアップしたわけでも開眼したわけでも何でもなく、むしろ言語のハンディキャップがあるので生産性は下がってもおかしくないです。でもそういう感じではないのです。
で、最初の言葉に戻るのですが、やっぱりこれは内向きの仕事がほぼ無いから、だと思います。具体的には、「これで進めますけどいいですよね」的な確認が今ほぼ不要なのです。人が少ないし、専門家も少ないので自分で判断して進めなければならないからです。そういう意味では決断の「クオリティ」は日本にいた頃より低いのだと思います。経験も乏しいですし、専門外のこともやってます。でも、とりあえずはそれで問題起きてないし、起きたとしても回復可能なレベルなので、そういうことから考えると、まあ、たぶんそんなもんでいいんだと思います。
例えば仕事の半分を内向きの仕事に使っていたら、それをやめて外向きの仕事にかえたら単純に生産性倍です。実感として5倍10倍ということは、自分は前は仕事の9割くらいは内向きの仕事だったのか。。。
2019年7月12日金曜日
英語の言い回し12
Boilerplate
It takes one to know one
調べると「お互い様です」とか出てくるけど、文脈からは「私も同じです」とかそういう意味。一緒に仕事しているあるコンサルタントが非常によくしてくれるので、ありがとう的なメッセージと、一緒に仕事ができてうれしい、という旨をメールで送ると帰ってきました。
調べると「お互い様です」とか出てくるけど、文脈からは「私も同じです」とかそういう意味。一緒に仕事しているあるコンサルタントが非常によくしてくれるので、ありがとう的なメッセージと、一緒に仕事ができてうれしい、という旨をメールで送ると帰ってきました。
Put a foot on your mouth
不謹慎なことをうっかり言ってしまうこと。問題発言しちゃうこと。
Hold a candle to
~に匹敵する、肩を並べる
Wait for the other shoe to drop
(起こるはずのことを)不安な気持ちで待つこと。IDK
I do not knowの略。
PITA
Pain in the assの略。いらいらさせる、面倒くさい、イヤな仕事
Fun Fact!
文頭に持ってきて、これって面白いよね、みたいな感じで使うそうです。
Criss-cross
いわゆる胡坐です。あぐら。昔はインディアンスタイルみたいに言ったそうですが、インディアンという表現を避けるために使うそうです。
Easy peasy lemon squeezy
A playful way to describe a task or activity as extremely easy or simple to perform. 意味なし。語呂がいいから言ってます、くらいの感じでカジュアルな言い回し。
Frontage road
高速道路と並行して走っている一般道のこと。会社にいくのは普段は高速道路(無料)なのですが、たまに事故って渋滞しているので、一般道で会社に行くこともあります。今日は雪で事故が3か所も起こって大渋滞だったので下道でいったら、会社でこの言葉に出会いました。なんでこう呼ぶのかはわからないけど、とアメリカ人の上司がい打ってました。
Hold one’s breath
~を期待する。なんでこんな言い回しをするのかは不明だそうです。
2019年7月11日木曜日
メールを送るタイミングの大切さ
今の仕事では、多くの関係者がいろんな場所で仕事をしているので(オフィスに2人、自宅に4人、それ以外は社外の委託先)、コミュニケーションはメールか電話です(←電話については過去のエントリー参照)。でも電話はどっちかといえば急にかけるものでもなさそうなので、メールのほうが多いです(非ネイティブにはむしろ助かる)。
だいぶ前かもしれませんが、サイボウズの社長さんが「金曜日の定時後に来たメールは翌週まで対応しなくてよい」とか言っていたのをWebで見ました。そりゃそうだよね、と思いつつ、気を付けないとうっかりそういうメールを送ったりしてしまいがちです。
それもあるんだけど、金曜日の夜7時とか(アメリカ的にはすでに金曜午後でもダメ)に送っても、そもそもちゃんと読んでもらえない可能性が結構あったりします。いくら急ぎのお願いでも、結局翌週月曜日にならないと対応不可能なことであれば、私はOutlookメールのDelayed Deliveryを使って、翌週月曜の朝に送るようにセットしておきます。最近の感じでは、そのほうが相手からの返事が早い気がします。私自身も仕事しながらメールが届くと、届いたのをとりあえずざっと目を通すくらいはやるので、そうするとその日のやることリストに入る可能性が高いです。土曜に届いたメールとかって、月曜には忘れてたりします。
なので、やっぱり週末にメール送るのはそもそも損なので、よっぽどの理由がない限りはやらないほうがいいです。
XXできる?と聞かれたときの答え
仕事をしていると、いろんなお願いがやってきます。いつまでにサンプルを出荷できるか、とか、いつまでに分析は終わるか、とか、いつまでに資料を出せるか、とか。
大学を卒業して就職した最初の職場では、その部署とその関連部署の風潮として、何か頼まれたら「できない」とまず言われる、もしくは怒られる、そんな感じでした。で、あとあとよくよく聞いてみると、どうやら、とりあえずダメって言っておいて、威嚇?しておき、でもあとは一応話を聞いて何とかしてくれることもある、みたいなそういう作戦みたいなのなんだ、ということを聞きました(もちろんみんなそうというわけではない)。当時は「へー。オジサンたちはそんな風に仕事をするんだ」とおもってました。
いま、小さいベンチャーの会社で仕事をしていると、何か頼むと皆さん「とりあえず頑張る」みたいに言ってくれるので、すごく気持ちよく仕事できます。もちろんできると言っておきながら無理なこともあるけど、それでも「みんな最善を尽くして頑張ろう」(といっても日本のモーレツサラリーマンのように徹夜で死にそうになりながらやるわけではないけど)と言って何とか頑張ってくれます。100%満額回答ではないけど、何とかなるようにしてくれます。
この姿勢の違いは日米の違いかな、とも思ったのですが、実はそうでもなかったです。いまアメリカのある会社(A社)に業務委託しているのですが、その会社は何かお願いしたら一言目に必ず「それは無理」と返事してくるのを思い出した。で、そのあと必死に交渉することになるのです。すべて通らないわけではないけど、相当渋られる。しかも、立場的にはこっちがお金を払って仕事をお願いしているのです。お金払ってるんだから何でも言うこと聞け!とは全く思いませんが、そんなんでお客さん激怒しないのかな?いままで一体どうやって仕事を取ってきてるんだろう?と心から不思議に思います。正直A社さんとはチャンスがあれば仕事やらなくていいようにしようといろいろ画策しています。
このA社も私が最初にいた職場と同じ考え方なのかどうかは分かりませんが、なんか、そういう環境で仕事するのは、ホントにやだなと思います。それと同時に、人に頼むときは、やっぱり受けいれやすいようなお願いにしてすべきだな、とも思います。100%自分の希望を言うのではなくて、80%か70%だけど、これだけやってもらえたらOKというあたりを見極める。仕事の完成度は100%にならないけど、それで問題ないならそうする、みたいな感じ。そうすればお互いの負担も減っていいんじゃないでしょうか。
2019年7月5日金曜日
外の会社に業務委託することのメリット
きょう、会社で何気なく話をしていて「ほほう。そんな考え方もあるのか」的なことがありました。話をしていたのは、ある部門を任されている人で、でもその部門はその人を入れて二人だけ。あとは外の会社に委託して20人のscientistを確保して仕事を進めています。で、今日その人が言っていたのは「仕事を外部委託すると、この20人の人たちのチームを管理することをしなくていいのがメリットが大きい」と言っていました。なんだかよくわからないのでもっと詳しく聞いてみると、彼は人間関係のことを言っていることがわかりました。つまり、20人も人がいると、必ず関係が悪い人がいたり、いうことを聞かなかったり、いろいろなことが起きる。そういうことに一切関わることなく、単純に仕事を進めることに専念できるのがいい、のだそうです。なるほどー。確かに単に効率の観点だけで考えるとその通りだなーと思う。
ただ、もちろん逆に気を付けるべきこともあって、こっちが「お客さん」なので、こっちが出した指示が間違っていたり、しても指摘してもらえないことがあるので、そこは先方に「ちゃんと議論しようね」とお願いしているそうです。
そうですそうです。私も今少人数で仕事していて、いろいろ決めることがあるので仕方なく決めてますが、たまに人から何らかのコメントをもらうようにしたいなと思います。たとえ専門性が違っても、そういう指摘は考え直す機会になるのでありがたいものです。と、少人数で仕事をするようになって強く思うようになりました。
2019年7月4日木曜日
仕事をする上での旧姓
今日は特許出願の関係の仕事をしていて、旧姓の使い方についての話を聞きました。
うちの特許の部門のある人は30過ぎてから結婚されたそうです。それまでに大学院でChemistryを勉強して学位を取り、会社に入って研究していたそうで、その間ずっと旧姓で論文とか特許を出していたそうです。姓を変えてしまうともったいないから、ということで結婚しても旧姓で仕事は続けているそうです。
旦那さんは髪も瞳も黒い、いわゆる「非白人」だそうです。奥さんは完全な白人で髪は金色、目は青っぽい色。
で、もし生まれてきた子供が旦那さんに似て「非白人」だったとき、旧姓で通している奥さんとの関係がわかりにくくなります。保育園にお迎えに行ったときに、母親と子供をつなげるものがない、「人さらいだ!」となる、恐れがある。そこで、旦那さんと奥さんのLast name二つをつなげた(2単語、です)ものを子供のLast nameにしたのだそうな。そうすれば両親との関係がわかる、と。へえ~。別姓の場合はそうやってやるんだ。これが普通というわけではないけど、そうなんだーと思いました。
ちなみに子供は完全白人的な外見で生まれてきたので、結局杞憂に終わったそうです。ただ、そうだとしても旦那さんは同じ理由で困るわけなので、別にこうしてよかったんじゃないかなーと思いますが。。。
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